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ひかり歯科通信

知覚過敏について

 


 みなさんは「知覚過敏」って聞いたことがありますか?
虫歯でもないのに歯がしみるという症状の多くが知覚過敏です。

①知覚過敏のメカニズム
歯はエナメル質という非常に固い素材に覆われており、その中に象牙質そして神経があります。
しかし根の表面にはエナメル質がないため、根が歯茎から露出すると象牙質に様々な刺激が伝わり、それが歯の神経につたわりしみてしまいます。
象牙質には無数の小さな穴が開いており、その穴が神経への伝達に関わっています。

②知覚過敏の原因
歯根が露出していても必ずしも知覚過敏が起きるというわけではありません。
・露出した歯根がプラークで汚れている
  →プラーク中の細菌が出す刺激物質でしみる

・歯ブラシでゴシゴシ磨いている

・研磨剤の入った歯磨剤をたっぷりつけて磨いている
  →常に象牙細管の穴があいたままになり、刺激が伝わりやすくなっている

・歯ぎしりや食いしばり
  →過剰な力がかかり、歯根の表面が割れたり剥がれくさび状にくびれ刺激が伝わりやすくなるなどがあります。

③治療法と予防
知覚過敏の治療は原因をできるだけなくして、刺激を伝えにくくすることです。症状のレベルによって治療法は異なりますが軽度から順に説明いたします。

★まずは丁寧にブラッシング
 やわらかめ~普通の固さの歯ブラシで露出した歯根の表面についたプラークを丁寧に落とします。
このとき注意していただきたいのが力強くゴシゴシ磨かないことです。
歯根は歯の表面に比べて柔らかいのでしっかり磨こう!と思ってゴシゴシしてしまうと、かえって歯根を削ってしまう結果になりかねません。
ですからやさしく小さな動きで丁寧に磨くように心がけてください。同様に歯磨剤も荒い粒子の研磨剤のものより、研磨剤無配合あるいは低研磨剤のものが良いと思います。
歯磨剤は使わなくても結構です。その他の治療を施したあとでもこの磨き方は重要になります。

★知覚過敏防止の歯磨剤を使用する
歯根の表面にあいた象牙細管の穴をふさいで刺激が伝わりにくくなる成分が含まれていますので、これを使いながらやさしく丁寧に磨くと、1~2週間で症状が改善します。
なお効果はゆっくりですが、フッ素を利用して歯根の表面の再石灰化を促進し、症状を軽減させる方法もあります。

★歯根の表面にコーティング剤を塗布する
歯磨きでも症状が改善しない場合は、露出した根面にしみ止めの薬を塗布し、歯面に一層の膜を貼り刺激を伝えにくくします。長時間の耐久性はありませんが即効性があり歯にダメージもない方法もあります。

★歯根の露出分を埋める
コーティング剤でも改善しない場合は、歯と同じ色のプラスチックの材料で歯の表面を覆い刺激を遮断します。歯を削る必要はありませんがプラスチックなので欠けやすく、欠けてくるとまわりに汚れがたまりやすくなることがあります。

★歯の神経を取る
上記の治療でも全く改善しない場合は最終手段として歯の神経を取ります。確実にしみはおさまりますが、歯の神経をなくした歯は健康な歯にくらべてもろくなり歯の寿命が短くなってしまいますので、安易にオススメはしません。


歯がしみると食事や歯磨きがおっくうになってしまいます。
少しの治療で不快感を取り除けるかもしれません。放っておくと症状が悪化することもございますので、気になることがあればぜひお早めにご相談下さい。

彩都歯科クリニック 歯科衛生士 真田麗奈

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