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ひかり歯科通信

舌痛症について

舌痛症とは視診において明らかな器質的変化は認められないにも関わらず、舌に痛みを訴える疾病の総称で“火傷のような”ピリピリやヒリヒリした表在的な痛みを伴います。この症状に対する病態は多種多様に推察されており、不可解な疾病の一つとされています。舌痛症の有病率は0.7~2.6%とされており、本邦での実際の患者数は80万人を上回るものと思われます。

【舌痛症の性状】

①ピリピリ、ヒリヒリした灼けるような表在的な痛み
②慢性的で持続的
③部位は舌、口唇、口蓋、歯肉など。特に舌尖部および舌緑部に多い。
④1日の中で進行性に痛みが増悪していく
⑤食事で軽快する(食事によっては憎悪)
⑥睡眠で軽快する
⑦味覚異常を伴うことがある
⑧口腔乾燥を自覚する

【痛みの分類】

発症メカニズムから痛みを分類すると侵害受容性疼痛、心因性疼痛および神経因性疼痛に分類されます。侵害性受容性疼痛とは、炎症や組織損傷に帰因する持続的な刺激により生じる疼痛とされます。心因性疼痛は感情・情動面に帰因する疼痛です。
神経因性疼痛は疼痛の伝達・抑制機構にかかわる神経線維に異常をきたした結果生じる疼痛とされています。舌痛症の発症メカニズムはこれらすべてと関連して発症すると推察されています。時間的釈度から疼痛を分類すると急性疼痛と慢性疼痛になります。
急性疼痛は生理的な痛みで組織損傷により侵害受容器(痛みのセンサー)が刺激され生じる侵害受容性疼痛です。一方、慢性疼痛は病的な痛みであり創傷治癒に要する時間を超えて持続する痛みであり、その大部分は器質的変化がみられず心理的問題が関わって生じると考えられる痛みでもあるため、心因性疼痛と重複します。

舌痛症には慢性疼痛(心因性疼痛)と考えられる症例が多い。
慢性疼痛の発症メカニズムとしては侵害刺激(炎症や組織損傷)による急性疼痛が持続することで痛みの伝達システムが敏感になって生じると考えられています。つまり侵害受容器への継続的な刺激は受容器の感受性に変化を与え、単純な刺激に応じた痛み以上の強い痛みを生じさせます。継続した痛みはしばしば精神的影響を生じさせ、難治性の慢性疼痛としての様相を呈すると考えられています。
また、軽微な病変(舌炎、真菌症、義歯不適合、アレルギー等)による、侵害受容器への慢性的な刺激が前記した発症メカニズムを通じて慢性疼痛としての舌痛症の原因となっていることも否定できません。


ひかり歯科クリニック 山手台院 院長 北川 泰司

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