近年、「マウスウォッシュ」や「デンタルリンス」といった液体タイプのオーラルケア商品を使用している方が増えています。
このような液体の口腔ケア商品は用途によって「液体歯磨き」と「洗口液」に分かれているのをご存知ですか?
商品を購入する際にはパッケージに書いてある表示に注目してみてください。
「液体歯磨き」なのか「洗口液」なのかで使い方や効果が違います。
正しく使用しないと効果が得られませんので注意が必要です。
【液体歯磨き】
その名の通り、液体の歯磨き剤で歯磨き粉の一種です。
液体歯磨きのメリットとして練り歯磨きのような泡立ちが無く、歯と歯の間の細かい隙間にも成分が行き届きます。
研磨剤が入っていないため、歯の表面を傷つけることなくブラッシングできます。
使い方は、歯磨きの前にお口に含み、吐き出した後に歯ブラシでブラッシングします。
【洗口液】
基本的に歯磨きの後に使用します。
しっかり歯磨きをした後の磨き残し対策のために使用するのが洗口液です。
また、外出先などで歯磨きができない場合に、お口の中を洗口液ですすぐと口臭予防や、お口の中をすっきりさせることができます。
使い方は洗口液をお口に含み、30秒ほどブクブクするだけです。
使用後に水ですすぐ必要はありません。
お水ですすいでしまうと成分が流れおちてしまいますので注意しましょう。
「洗口液」と「液体歯磨き」は似ていますが、パッケージをチェックすると使用方法が記載されています。
購入の際は使用方法や用途をよく確認することをオススメします。
液体歯磨きや洗口液は、正しく使用するとオーラルケアにとって効果のある清掃補助商品です。
正しく使用して健康的な口腔内を保ちましょう!
ひかり歯科クリニック院長 北川 泰司