ドラッグストアなどに行くと、たくさんの種類の歯ブラシが販売されています。
毛先の硬さ、毛先の太さ、ヘッドの大きさなどもさまざまです。
いろんな歯ブラシを購入してお気に入りを探している方も多いのではないでしょうか。
今回は、歯科衛生士がおすすめする磨きやすい歯ブラシをいくつかご紹介していきます。
歯ブラシを選ぶ上で、気にしてほしいことのひとつは「毛の硬さ」です。硬いもののほうが汚れが落ちるように感じるかもしれませんが、硬いと歯の根元を削ってしまったり、傷つけるなどのトラブルが起こりやすいです。
できればブラシの硬さは、普通~やや柔らかめのものを選びましょう。
重度の歯周病で歯ぐきが腫れている方は、柔らかめのものを選ぶといいでしょう。
次にヘッドの大きさも考慮しましょう。
親知らずが生えている方などは、ヘッドが小さいものを使って磨くと良いでしょう。
しかし高齢だったり、忙しい方、磨くのがあまり得意ではない方はヘッドの大きいものを選んだほうが効率的に磨くことができます。
【GC ルシェロシリーズ】
歯科医院でよく販売されているのが、ルシェロシリーズです。
通常のルシェロ歯ブラシの他に、女性向けにヘッドが小さく設計された「ピセラ」や、高齢者や歯磨きがあまり得意ではない方向けに、ヘッドの面積を大きくした「グラッポ」などがあります。
【タフト24】
多くの歯科医院で長年愛されているのが、タフト24です。
非常にシンプルな歯ブラシですが、安価で磨きやすいのが特徴です。
【Genki】
Genkiはヘッドが大きいのが特徴です。毛先は細くしなやかで、歯と歯ぐきの境目に入り隅々まで磨きやすい歯ブラシです。
歯ブラシはできるだけ1ヶ月に1度は交換してください。
見た目にあまり変化がなかったとしても、毎日使用していると毛先は消耗するため、同じように磨いていても汚れの除去効率が落ちます。
衛生的な観点からも、1ヶ月に1度のペースで交換しましょう。
また毛先が広がっている場合は、1ヶ月経っていなくても、交換してください。
毛先が広がった歯ブラシでは汚れを落とすことはできません。
すぐに毛先が広がる方はブラッシング圧が強いことが考えられるため、もう少し優しい力で磨くことを意識しましょう。
自分にどの歯ブラシが最適か迷った場合は、通われている歯科医院の歯科衛生士さんに相談しましょう。
ひかり歯科クリニック山手台院 歯科衛生士