歯周病は初期症状があまりないため、気づかないうちに進行してしまうことがあります。
少しでも早く異変に気付くことが、病状悪化を食い止めることに繋がります。
ぜひ参考にご覧くださいね。
就寝中は唾液の分泌が減り、口内の細菌が増殖しやすくなります。
歯周病菌が沢山繁殖しているサインです。
また、歯周病の原因である歯垢や歯石を宿巣としている細菌が出す有毒ガスが口臭の原因になります。
健康的な歯茎はピンク色で引き締まっていますが、歯周病になると歯茎は赤く腫れて丸みを帯びてきます。
さらに進行すると歯茎がブヨブヨとした状態になっていきます。
歯茎が炎症を起こしていると、歯ブラシが当たっただけの軽い刺激でもすぐに出血してしまいます。
歯茎の腫れがひどくなると、膿が溜まり痛みを伴います。
また、顎の骨が溶かされて歯が動揺すると、噛んだ拍子に痛みを感じる要因にもなります。
歯茎の炎症が酷くなると歯根部分が侵されて歯茎が下がってしまうため、歯が長くなったように感じることがあります。
また歯と歯の間にすき間ができて食物が挟まりやすくなります。
歯周病に「なりやすさ」はあるのでしょうか?
日常的に心掛けれることがあるのでしょうか?
一番の原因は磨き残しです。
歯はとても複雑な形をしているので、さまざまな面や隣の歯との接面など細かく磨く必要があります。
唾液は自浄作用といって、口内を浄化し洗浄する力があります。
唾液の分泌が少ないと口内が汚れやすくなるため、ストレスや喫煙といった唾液の分泌を阻害する要因には注意が必要です。
歯並びの凸凹が多いと汚れが残りやすくなります。
また、歯列矯正中の場合も矯正器具に汚れが溜まりやすくなるので注意しましょう。
妊娠中に分泌が増える女性ホルモンは、歯周病菌の大好物です。
「妊娠性歯肉炎」を発症しやすいので気を付けましょう。
歯周病は大人だけでなく子供もかかる病気です。
さまざまな要因が重なるとさらに発症しやすくなるので注意が必要です。
初期のうちに改善するためにも、症状のセルフチェックをぜひおこなってみてくださいね。
ひかり歯科クリニック山手台院
院長 北川 泰司